二宮匡貴について
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人物
ボーダー本部に所属しているB級ランキング1位の二宮隊の隊長で、ポジションはシューターです。
現在、大学に通う20歳で、ソロ総合ランク2位(ちなみに、1位は太刀川隊長です)、シューターのソロランクは堂々の1位で、彼は天才と呼ばれる出水を凌ぐ本物の実力者です。
性格は非常に傲慢で自信家の面がありますが、一方で自分には無い合成弾などの才能を持っているシューター・ランクでは格下で年齢も年下の出水に対し、きちんと頭を下げて弟子入りするような面もあり、自分にも他人にも厳しい人物です。
木虎藍は三雲修にスパイダーを教えるときに、二宮が出水に頭を下げたエピソードを語りましたが、そのあたりで二宮というひとが、ボーダー内ではどんな評価を受けているのかが窺い知れます。
加古隊長のように嫌うひともいれば、木虎のように敬意を払うひともいるようです。
技能
二宮自身のトリオン量はボーダーの上位者の中でもさらにトップをとれるほどのものです。
戦闘では主に、大変な威力のアステロイドとハウンドを的確に使い分け、シューター最強の超火力で正面きって圧倒的に押し切る力技ともいえる手段で戦います。
中距離で戦うシューターですが、アタッカーとして村上鋼に勝ち越すほどの強者の影浦を一対一で向かい討てるほどのセンスも持っていて、全方位的に敵無しの素晴らしい才能があるといえます。
過去
A級の三輪隊長や同じくA級の加古隊長と一緒に旧東隊に参加していた経験があります。
忍田本部長の計略とされていますが、詳細はまだ不明です。
そのため、東隊長は二宮の戦術の師匠として知られています。
スナイパーとして戦術面で優れた東隊長の指導によって、現在の二宮があるといえるはずです。
現在でも、三輪隊の隊長となった三輪を「秀次」と呼んでいるシーンがあるため、旧東隊解散後も親交は続いていると推測されています。
略歴
作中での登場は、三雲修が大規模侵攻の後、病室で意識不明の重態である中での回想です。
主人公の一人・雨取千佳の兄である雨取麟児が、三雲修に妹のことを託してゲートの向こうの近界へと旅立った後、近界民の誘拐事件の捜査関係者として、雨取家を訪ねてきていた傘をさして三雲修のほうを振り返った男性が二宮でした。
そして玉狛第二が参戦するB級ランク戦では観戦者として再び登場しました。
この観戦では、太刀川隊の隊員で天才シューターである出水と一緒に観戦していました。
このとき、観戦していただけであるのに、雨取千佳が「人が撃てない」ということを見抜きましたが、これはかつて二宮隊の隊員だった天才的なスナイパーの鳩原がやはり「人が撃てない」人物だったことから気づいたと思われます。
その後、わざわざ玉狛支部へと足を運んで、三雲修と雨取千佳の両名に接触してきました。
彼は数年経った今でも消えた元二宮隊隊員の鳩原のことを一人で地道に調査しているようで、修と千佳に聞き取り調査を依頼してきました。
この際、どうやら雨取麟児こそが彼の探す、「首謀者で鳩原をそそのかした張本人」であるらしいと気づいています。
ガロプラの衝撃に対する防衛戦においては、地上班として参戦して、一時的に指揮官となった諏訪隊長に作戦を提案したり、出水から教わったらしき強力な合成弾でガロプラが操るトリオン兵・アイドラの大群を蹴散らしました。
戦闘
戦闘時に装備するトリガーとしては、アステロイドとハウンドのふたつのノーマルトリガーを得意としています。
特にアステロイドで発射するトリオン弾は、そのトリオンキューブを四角錐や三角錐などの独特の形に割って発射しています。
かつて三雲修は、嵐山隊長から「銃手・射手は、基本的に火力が低いため点を取りづらい」と説明を受けたことがありましたが、それに反するような存在こそが二宮といえます。
水準を大きく上回る素晴らしいトリオン能力を背景にした超火力という武器があり、チーム内での連携など一切無くても単独で敵を仕留めることができます。
天才・出水の直伝の合成弾を使いこなすことで、多彩な攻撃を繰り出します。
単なる力技だけに留まらず、例えば空閃遊真に対してハウンドを使うことでおびき寄せて止めを刺すといった高度な策略も瞬時に組み立てる攻撃も得意であり、ガロプラとの戦いでも作戦立案能力の高さが窺い知れるシーンがあります。
優れたトリオン能力の恩恵でシールドも極めて硬く、東隊長のイーグレットの一撃や絵馬からのアイビスの直撃も容易く防ぐことができるため、基本的にはどんな相手にも対応できるようです。
戦闘中に両手をポケットに入れていることが知られていますが、これはシューターとしてのトリオン弾発射のタイミングを隠すためと推測されます。
ちなみに、ガロプラとの戦いなどの合成弾を使うときは、普通に両手を出してトリオン弾の混ぜ合わせを行っていました。
ファッション
二宮の戦闘体は、コスプレっぽさを嫌って選んだスーツに似た独特の隊服を着たトリオン体です。
この隊服と、やはりコスプレ感を消すためにかバッグワームも独特のコートのようなデザインです。
結果的には、ボーダー隊員の中でかなり浮く外見になってしまっています。
実は彼はかなりの天然であることが作者の葦原大介先生の解説で判明しています。